常総市 水害の現況調査
常総市 豪雨・河川の氾濫に伴う現況調査(二次調査)に、建築士会常総支部の一員として参加しています。 今日は三坂町の決壊場所付近を初めて訪れ、広い大地に放り出されたような家屋や傾いた家屋を目にしました。 恐ろしい・・・ 風が強く吹いて、土ぼこりが広範囲に舞い上がっていました。 被害の大きい家は、1階部分ががらんどうになっています。 がらんどう、と言いますのは、内装や建具がほとんど剥がされており、家財道具が何も無い、サッシもない、という状態です。 キッチンが残っている家では、キッチンの材質がパーチクルボード等である場合、膨れて変形して、がたがたになっていました。 大工さんがすでに壁や床を直す工事を始めている家もありました。鋸や釘打ちの音が響きます。 被害が大きいとはいえ、お金がかかることとはいえ、方向性を決めて工事をし始められる方はまだ良いな、と思いました。途方に暮れている方も、多いと思います。 市の職員の方々の真剣さ、一生懸命な姿も見ました。判定の見解についての話し合い、住民の方への説明。休みも少ない中、がんばっておられます。 微力ですが、何


水害の後 床下
水害から一か月が過ぎ、家の修繕や建て替えなどを検討し始める方、すでに手を打った方など、いろいろなことを耳にします。 今日は依頼を受けて、石下にて床下の調査を行いました。シロアリ防除をする業者さんが同行して、床下を隈なく見て写真を撮ってくださいました。 水が入った後をどうするか、は、石灰を撒いたらこうなった、という情報や、他の家ではこうした、ということや、床下に入った経験がたくさんあるシロアリ防除の業者さんの意見を聞きながらご提案しています。 水害はめったに起こることではないので、水害の時はこうする、というはっきりした方法がある訳ではありません。 今日伺ったお宅は、防湿シート上に土が乗っているという仕様でした。水害による泥はごく少なく、カビ臭さもなく、土が湿っているという状態です。 床下全体に石灰を撒いて半年程度様子を見る、それでも湿気が取れないようなら防湿シートごと土を撤去することも考える、という方向で進めることになりました。 石灰を撒いてある部分は土が乾燥しつつある一方で、撒いていない部分は水っぽい、という現状を踏まえて、石灰の効果を見込んでの