水害の後 床下

水害から一か月が過ぎ、家の修繕や建て替えなどを検討し始める方、すでに手を打った方など、いろいろなことを耳にします。
今日は依頼を受けて、石下にて床下の調査を行いました。シロアリ防除をする業者さんが同行して、床下を隈なく見て写真を撮ってくださいました。
水が入った後をどうするか、は、石灰を撒いたらこうなった、という情報や、他の家ではこうした、ということや、床下に入った経験がたくさんあるシロアリ防除の業者さんの意見を聞きながらご提案しています。
水害はめったに起こることではないので、水害の時はこうする、というはっきりした方法がある訳ではありません。
今日伺ったお宅は、防湿シート上に土が乗っているという仕様でした。水害による泥はごく少なく、カビ臭さもなく、土が湿っているという状態です。
床下全体に石灰を撒いて半年程度様子を見る、それでも湿気が取れないようなら防湿シートごと土を撤去することも考える、という方向で進めることになりました。
石灰を撒いてある部分は土が乾燥しつつある一方で、撒いていない部分は水っぽい、という現状を踏まえて、石灰の効果を見込んでの判断です。これから乾燥する季節になることも見込んで。
良い結果が出ることを願っております。